第1回:日本の大転換期が来る理由

~明治維新、戦後復興、そして2025年。歴史は繰り返す~
前回のプロローグでは、今あなたが感じている不安や生きづらさは「あなたのせいじゃないかもしれない」というお話をしました。
嵐の中で、自分が今立っているのか飛ばされているのか、海にいるのか山にいるのかもわからない。
何に乗ればいいかも、何を持っているかもわからない。
自分の状態すら見えないまま嵐の中にいる。
それが一番深いところにある苦しさの正体かもしれない…と。
そして、社会のシステムは「多数派の仕様」に合わせて設計されているため、それに合わない仕様を持つ人が「標準に合わせられない人」つまりは劣っているというレッテルを貼られてしまう構造がある、という話もしました。
今回は、「嵐」の正体について、もう少し詳しく見ていきます。
とはいえ、「占星術って当たるの?」「科学的根拠はあるの?」
そんな疑問もあると思います。
でも今回お話しするのは、個人の運勢を当てる「占い」ではありません。
国や社会全体の大きな流れを読み解く「マンデーン占星術」という分野です。
これは、過去のデータとパターンを照らし合わせる、ある種のデータ分析に近い視点として捉えてもらえると、入りやすいかもしれません。
そして、2025年から2030年にかけて、その「データ」が示すのは、明治維新に匹敵する…
もしかしたら、それ以上の大転換期の可能性を星が示しています。
具体的に、見ていきましょう。

マンデーン占星術とは何か
個人の占いとは違う
占星術と聞くと「あなたは何座ですか?」「今月の運勢は…」みたいな個人の運勢占いを思い浮かべる方が多いと思います。
でも、占星術にはもう一つ、マンデーン占星術(Mundane Astrology)という分野があります。
Mundaneは「世俗の」「世界の」という意味。個人ではなく、国家、社会、集団の動向を読み解く占星術です。
古代から為政者たちは星を見て、国の行く末を占ってきました。
中国には天文台があり、皇帝の側には常に天文官がいました。
ヨーロッパでも、王侯貴族は占星術師を抱えていました。
なぜか?
星の動きに一定のパターンがあり、そのパターンと人間社会の動きに相関関係が見られたからです。
科学的に証明されているわけではありません。
でも「なぜかパターンが一致する」。
だから何千年も使われ続けてきた…、そういう見方ができます。
外惑星が示す「時代のリズム」
マンデーン占星術で特に重要なのが、外惑星(木星・土星・天王星・海王星・冥王星)の動きです。
これらの惑星は太陽の周りを回る周期が非常に長い。
だから、個人の人生というより、世代や時代全体の流れを示すとされています。
【主要な外惑星の周期】
- 木星:約12年
- 土星:約29.5年
- 天王星:約84年
- 海王星:約165年
- 冥王星:約248年
特に注目するのは、天王星・海王星・冥王星の3つです。
これらの惑星が星座を移動する時、あるいは重要な角度を作る時、世界史レベルの大きな出来事が起こりやすい傾向として読み取れます。
絶対ではなく「傾向がある」というのがポイントです。
でも、過去のデータと重ねると、驚くほど一致している部分がある。
それを、これから見ていきます。
日本の歴史的転換点と外惑星の動き
ひとつ前置きを。天王星・海王星・冥王星は肉眼では見えないため、当時の日本や中国の天文学では認識されていませんでした。
使われていたのは水・金・火・木・土の五惑星と太陽・月のみです。
ただ、現代占星術の視点から当時の配置を遡って重ねてみると、面白いパターンが浮かび上がってきます。
飛鳥時代(593年〜)、聖徳太子と大化の改新
星の配置(推算値)
- 天王星:蟹座〜獅子座
- 海王星・冥王星:獅子座付近
何が起きたか
豪族支配から天皇中心の中央集権へ。日本という国の「形」が初めて整い始めた時代。仏教という全く新しい価値観が大陸から流入し、精神的な基盤そのものが書き換えられていった。
配置として読み取れること
「権力の集中」「支配構造の確立」を示す配置として捉えられます。同時に、外から全く新しい価値観(仏教)が入り込み、それまでの世界観が根底から揺さぶられた時代とも重なって見えます。
奈良時代(710年〜)、律令国家の確立
星の配置(推算値)
- 天王星:乙女座へ移行
何が起きたか
都が作られ、法律と制度によって国家の骨格が整えられた時代。
配置として読み取れること
乙女座は「秩序」「体系化」「細部の整備」を象徴します。「秩序の体系化」「制度の確立」を示す配置として捉えられます。
平安時代(794年〜)、藤原氏の台頭と武士の萌芽
星の配置(推算値)
- 天王星:乙女座〜蠍座へ移行
- 海王星・冥王星:乙女座〜天秤座へ移行
何が起きたか
貴族文化が頂点を迎えながら、その裏側で武士という新しい勢力が静かに育っていた時代。
配置として読み取れること
「表の繁栄と裏の変容」が同時進行していた構造として読み取れます。
貴族が権力を握りながら、実質的な力は別の場所に移りつつあった。
その矛盾が後の鎌倉幕府へと繋がっていきます。
1192年、鎌倉幕府の成立
星の配置
- 冥王星:天秤座
- 海王星:天秤座
- 天王星:水瓶座
何が起きたか
平安時代が終わり、武家政権が始まった。貴族が支配する世界から、武士が支配する世界へ。日本の権力構造が根本から変わった。
配置として読み取れること
冥王星と海王星が天秤座に揃っている。
天秤座は「バランス」「正義」「関係性」を象徴する星座。
そこに「破壊と再生」の冥王星と「境界の溶解」の海王星が入った。
それは、既存の権力バランスが崩れ、新しい秩序が生まれる配置として読み取れます。
天王星が水瓶座にある点も興味深い。水瓶座は「革新」「集団」を象徴します。
源頼朝が作ったのは、天皇という「個人」の権威ではなく、御家人という「集団」のシステムでした。
1467年、応仁の乱から戦国時代へ
星の配置
- 冥王星:蠍座
- 天王星:蠍座
何が起きたか
室町幕府の権威が失墜し、下剋上の時代が始まった。100年以上続く戦乱の時代へ。
配置として読み取れること
冥王星と天王星が両方とも蠍座。
蠍座は「破壊」「変容」「生と死」「権力闘争」を象徴します。
ここに「破壊と再生」の冥王星と「突然の変化」の天王星が揃った。
それは、秩序が崩壊し、力が全てという時代への突入と言うような意味に重なって見えます。
1600年、関ヶ原の戦いと江戸幕府成立
星の配置
- 冥王星:牡牛座
- 天王星:牡羊座
何が起きたか
戦国時代が終わり、徳川家康が天下を統一。その後260年続く江戸時代が始まった。
配置として読み取れること
冥王星が牡牛座へ。
牡牛座は「安定」「所有」「持続」を象徴します。
実際に、江戸時代は260年間。その間は、大きな戦争はなく、戦乱から安定した世になっている。
天王星が牡羊座にある点は「新しい始まり」「開拓」を示す配置として捉えられます。
1778-1798年、田沼時代から寛政の改革
星の配置
- 冥王星:水瓶座
何が起きたか
幕府の財政が悪化。改革が試みられるも、根本的な解決には至らず。
配置として読み取れること
水瓶座は「改革」「革新」「民衆」を象徴します。
既存のシステムでは立ち行かなくなり、改革が試みられる。
でも、根本的な解決には至らない。この後、約70年かけて幕府はゆっくりと崩壊していきます。
ここで重要なのは、前回冥王星が水瓶座にあったのがこの時期だということです。
そして今、2024年から2044年にかけて、冥王星は再び水瓶座にいます。
これは、約246年ぶりの配置として読み取れます。
1853-1868年、開国から幕末、明治維新へ
星の配置
- 冥王星:牡牛座
- 天王星:双子座(1858-1865年)
何が起きたか
1853年、ペリーの黒船来航。
開国。西洋の情報が大量に流入。
尊皇攘夷運動が高まり、幕府の権威は失墜。
1868年、明治維新。
260年続いた江戸幕府が終わり、天皇中心の新政府が樹立。
配置として読み取れること
冥王星が再び牡牛座へ。
前回牡牛座にあったのは1600年(江戸幕府成立)。
約250年ぶりに「安定」の牡牛座に「破壊」の冥王星が入り、長く続いた安定が崩壊するパターンとして読み取れます。
そして1858年、天王星が双子座へ。
双子座は「情報」「コミュニケーション」「知識」を象徴します。
西洋の情報が怒涛のように流入し、日本人の価値観が激変した。
蘭学から洋学へ。
鎖国から開国へ。
この「天王星・双子座」の配置は、今回の分析で最も重要なポイントの一つです。
1939-1957年、戦争から敗戦、戦後復興へ
星の配置
- 冥王星:獅子座
- 天王星:双子座(1942-1949年)
何が起きたか
1941年、真珠湾攻撃。1945年、敗戦。すべてが破壊され、占領下に。
新憲法制定、民主主義の導入。その後、奇跡的な経済復興。
配置として読み取れること
冥王星が獅子座へ。獅子座は「権力」「支配」「プライド」を象徴します。
そこに「破壊と再生」の冥王星が入ると、権力そのものが破壊される「軍部の暴走、敗戦、占領、天皇の人間宣言と、権力構造が完全に破壊され作り直された時代」とリンクして見えます。
そして1942年、天王星が再び双子座へ。
その前は1858年(幕末開国期)。
約84年ぶりの配置の時、アメリカの価値観が大量に流入した。
民主主義、人権、自由。日本人の価値観が再び激変した。
天王星が双子座に入る時、必ず「情報革命」と「価値観の大転換」が起きやすいことが、このパターンから見えてきます。
2020年、コロナ禍
星の配置
- 土星と冥王星が山羊座で合(2020年1月):約500年ぶりの配置
何が起きたか
世界中で仕事と収入を失い、当たり前だった日常が一夜にして変わった。
配置として読み取れること
土星は「制限・構造・ルール」、冥王星は「破壊と再生・隠れていたものの露出」、山羊座は「社会システム・権力・経済」の星座。
「社会システムそのものの強制的な再構築」を示す配置として読み取れます。
コロナは、その後に来る大きな転換の予震だったのかもしれない。
そして2025年、今
星の配置
- 冥王星:水瓶座(2024-2044年)
- 天王星:双子座(2025-2033年)
- 海王星:牡羊座(2025-2039年)
今、まさに私たちが体験していることです。
2025-2030年の主要な星配置
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
2025年から2030年にかけて、複数の外惑星が同時に重要な位置に移動します。
これは数十年、場合によっては百年以上に一度のタイミングとして捉えられます。

①冥王星・水瓶座時代(2024-2044年)
冥王星は「破壊と再生」「変容」を象徴する惑星。
水瓶座は「革新」「改革」「民衆」「テクノロジー」を象徴する星座。
この組み合わせが示すものとして読み取れるのは
既存の権力構造が維持できなくなる
民衆の不満が臨界点に達し旧体制が崩壊して新しい形への移行が始まる
テクノロジーが権力を民主化する
といった動きです。
前回、冥王星が水瓶座にあったのは1778-1798年。
田沼時代から寛政の改革。
幕府の財政が破綻し、改革が試みられるも根本的解決には至らず。
その後、約70年かけて幕府は崩壊していった。
つまり、冥王星が水瓶座にある時期は「システムの限界」が露呈し「改革の試み」が行われるが、本格的な崩壊と再生にはさらに時間がかかる。
そういうパターンとして読み取れます。
②天王星・双子座時代(2025-2033年)
天王星は「突然の変化」「覚醒」「自由」を象徴する惑星。
双子座は「情報」「コミュニケーション」「メディア」「知識」を象徴する星座。
この組み合わせが示すものとして読み取れるのは、情報によって人々が目覚める、隠されていた事実が明るみに出る、既存メディアへの不信が高まる、インターネットやSNSを通じた草の根の動きが加速する、といった流れです。
前回、天王星が双子座にあったのは
- 1858-1865年(幕末開国期):西洋情報が大量流入、価値観が激変
- 1942-1949年(戦中〜戦後):アメリカの価値観が流入、民主主義が導入
天王星が双子座に入る時代には、「情報革命」と「価値観の大転換」が起きやすいことが、歴史の重なりから見えてきます。
そして2025-2033年
インターネット、SNS、AIなど、情報革命はすでに始まっていますが、この配置でさらに加速する可能性があります。「情報」が「権力」に影響を与えていく時代として読み取れます。
③海王星・牡羊座時代(2025-2039年)
海王星は「理想」「幻想」「境界の溶解」「精神性」を象徴する惑星。
牡羊座は「新しい始まり」「自己主張」「独立」を象徴する星座。
この組み合わせが示すものとして読み取れるのは、幻想が崩壊し新しい理想が生まれる、「こうあるべきだ」という固定観念が崩れ「本当はどうあるべきか」を問い直す、アイデンティティの再定義が必要になる、といった動きです。
前回、海王星が牡羊座にあったのは1861-1875年(明治維新期)。
「日本人とは何か」「日本とは何か」という根本的な問い直し。
明治という新しい理想国家像の模索。
今回も、「平和な日本」「安全な日本」という幻想が崩れつつある中で、「本当の日本」「これからの日本」を問い直す動きとしても読み取れます。
④2028-2029年、土星と海王星が重なる時
2028年から2029年にかけて、土星と海王星が牡羊座で重なります。
約36年に一度の配置として捉えられます。
前回は1989年。
冷戦終結。
ベルリンの壁崩壊。
バブル崩壊。
昭和天皇崩御、平成へ。
「古い秩序」が終わり「新しい時代」が始まった時期。
土星は「構造」「秩序」「現実」を象徴し、海王星は「理想」「幻想」「溶解」を象徴します。
この二つが重なる時、「古い構造が溶解し、新しい理想に向けて再構築される」動きが起きやすいパターンとして読み取れます。
2028-2029年は、日本にとって決定的な転換点になる可能性として、星の配置は示しています。
2025-2035年の流れ:3つの段階
これらの星の配置を総合すると、2025年から2035年にかけて、日本は3つの段階を経て変容していく可能性として読み取れます。
第1段階:2025-2027年(混乱の顕在化)
天王星が双子座入りし、情報が爆発的に広がる時期。
隠蔽されてきた問題が可視化されやすくなる可能性があります。
「なんとなく感じていた」ことが言語化され、拡散されていく。
既存メディアへの不信が高まり、人々がSNSやネットから情報を取るようになる。
世代間格差や社会の矛盾が、より目に見える形で現れてくる。
「このままじゃ何かおかしい」という気づきが広がる時期として読み取れます。
ただ、まだ具体的な変化は起きにくい。
気づきと問いが蓄積される段階かもしれません。
第2段階:2027-2030年(体制の動揺)
冥王星水瓶座の影響が本格化し、システムそのものへの疑問が噴出しやすくなる時期。
2025-2027年で蓄積されたエネルギーが、具体的な動きに変わり始める可能性があります。統治システムへの根本的な疑問、民意を反映する新しい動きは、様々な形で変化の兆しとして見えてくるかもしれない。
2028-2029年の土星と海王星の合が、この段階の転換点になる可能性があります。
1989年に冷戦が終わったように、何か決定的な「終わり」と同時に、新しい「始まり」が見えてくるかもしれない。
そういう配置としても読み取れます。
第3段階:2030-2035年(転換と再構築)
混乱を経て、新しい形が生まれ始める時期。
今までとは違うシステム、新しい統治の形が模索されていく可能性があります。
「日本とは何か」「日本人とは何か」
明治維新の時のように、戦後のように、新しい日本像が問い直される段階かもしれません。
まとめ:明治維新級の転換期かもしれない
ここまで見てきたように、2025年から2030年にかけて、複数の外惑星が同時に重要な位置に移動します。
- 冥王星が水瓶座へ(約246年ぶり)
- 天王星が双子座へ(約84年ぶり、前回は戦後改革期)
- 海王星が牡羊座へ(約165年ぶり、前回は明治維新期)
この3つが同時に起きる。
占星術的には、明治維新に匹敵する…
もしかしたらそれ以上の大転換期の可能性としても読み取れます。
「本当にそんなことが起きるの?」
そう思うかもしれません。
占星術は絶対ではありません。
未来を確定するものでもない。
ひとつの視点として、ひとつのパターン読みとして受け取ってもらえると幸いです。
星は「可能性」や「起こりやすい流れの傾向」を示すだけです。
ラジオの周波数のようなもの。
特定の周波数に合わせると、特定のノイズや信号が入りやすくなる。
でも何が聞こえてくるかは、その時次第。
同じ星の配置でも、その結果は人々の選択次第で変わります。
建設的な改革になるか、破壊的な混乱になるか。
平和的な移行か、それとも別の何かか。
それは、私たち一人ひとりの行動と選択の積み重ねの中にある…、そういう見方もできます。
必要なところだけ拾って、合わないところは置いていってください。
次回は「では、誰がこの変革を担うのか?」世代別の星配置を見ながら、各世代の役割について見ていきます。
あなたの世代は、どんな立ち位置にあるのか。
一緒に見ていきましょう。
【次回】第2回:世代別の星配置と役割(前編) ~なぜ氷河期世代が「変革の核」になるのか?~



